換気扇の油汚れ掃除に、プロも知らなくて使っていないマシンオイルクリーナー

※2022.10.10時点ですべての販売サイトで商品取り扱いが終了しているようです。見つけたらラッキーです！！

換気扇の油汚れ、サボるとひどいことになりますよね！これまで多くの洗剤を試してきました。強力なものは落ちるには落ちるのですが、手の表面が溶けたり荒れたりアルミに対して攻撃性があったりで大変です。ここではそんな悪夢から開放されるための洗剤、「マシンオイルクリーナー」を紹介します。まずは写真をご覧ください。

右側が作業前で左側が作業後です。ここまでひどいと割り箸を削ったものやスクレーパーなどの小道具は必要ですが、たいして力も入れずに拭き上げこの結果を得ることができます。

GA（グリーンエース） マシンオイルクリーナー

※上記リンク2022/4/19時点でamazonでの販売はありませんでした。

こちらを用途に合わせ、水で適度に希釈して使用します。換気扇は4倍くらいで大丈夫です。１リットル入って1,000円ほどですので経済的です。そしてこちらを使う際にひとつだけぜひやっていただきたいことがあります。この希釈液を入れる容器は泡で噴射できるタイプのスプレーボトルにしてほしいのです。

なせかというと、汚れを落とすのに最適なのが「泡」だからです。泡にすることで汚れに染み込みやすくなり液垂れもあるていど防ぐことができるからです。

おすすめがこちらのマジックリンやバスマジックリンなどの空き容器です。泡の出が最高だからです。スプレーボトル単体でも販売されていますが、古い形の容器だし200円ほどしますので、洗剤入りの新しい容器を200円ほどで買った方がお得ですと言ったところです。

この薄めたマシンオイルクリーナーはそのまま風呂掃除にも使えてしまいます。成分見ると納得できると思います。

掃除方法は特に変わった点はありません。汚れに吹き付け拭き取る。または雑巾に吹き付けて拭き取る。汚れのひどい所はスプレーのあとブラシで軽くこすったあとに拭き上げる。です。よくある方法ですね！

拭きかたのコツとしては、洗剤の泡をできる限り残してあげながら拭くようにします。雑巾と汚れの間に泡を挟んだまま拭き取るイメージです。なので、超優しく拭いていただければいいのです。

マシンオイルクリーナーの意外な効果２点

意外な効果その１　雑巾が汚れない

ハウスクリーニングを行う際、いつもダイソーのものを使って汚れたら捨てる使い方をしています。ただ、このマシンオイルクリーナーが、なかなかそれらを捨てるチャンスを作ってくれません（汗）そう、その効果とは「雑巾やブラシがなかなか汚れない」のです。

作業中の雑巾と、水でサッと流した雑巾の写真がこちらです。

右側の写真を見ていただくと、「これがビフォー写真で、作業前なんじゃん？？」などと疑われるかもしれませんが、使っていただければ納得していただけると思います。ブラシも同様に、上の写真の換気扇を掃除したとは思えないほどきれいです。

ちなみに写真の雑巾とブラシはダイソーのもので、マイクロファイバー厚手雑巾２枚入りと網戸洗いブラシです。どちらも泡をある程度残したまま作業ができるのでおすすめです！

意外な効果その２　手が荒れない

※敏感肌や気になる方は少量を使用し、手が荒れないか試してからご使用ください。

こちらのマシンオイルクリーナーはアルカリ性です。アルカリ性といえば「カビキラー」や「キッチンハイター」などが挙げられます。そう、手についてしまったことがある方はおわかりですね！手が溶けるような感覚になる”あれ”です。実際に手の脂やタンパク質と反応して溶けてるらしいです。

でも、1日中素手でこちらを使って掃除していますが、症状としては「ちょっと手の油分が無くなったな～」くらいです。ハウスクリーニングで１日中使用しても、その程度です。

最後にデメリット、注意点

使っていると、なんとなく目や気管に悪そう！な感じがします。これだけ強力に油を落としてくれるのでそれなりに刺激の強いものなのかもしれませんので、作業の際はマスクと換気をしてください。

この洗剤の成分は、 界面活性剤(23%)・ポリオキシエチレンアルキルエーテル となっています。この ポリオキシエチレンアルキルエーテル は台所用洗剤、風呂用洗剤、ボディーソープなどによく使われていますので、特別なものではないのですが気になる方はこちらのデータも参照ください。

ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩（AES）のヒト健康影響と環境影響に関する リスク評価結果について

その他の使い方

特に油汚れに強いのでこちらでは換気扇の油汚れを取り上げましたが、その他ガス台やIHクッキングヒーターはもちろん、タバコのヤニ汚れも面白いほどよく落ちます。要するに、家中きれいになります。また、マシンオイルクリーナー本来の目的は車やバイクのグリース汚れを落とすためのものですので、その用途でも活躍します。アルカリ性なのにアルミ製品などにも使えるので、バイク部品や換気扇のフィルターにもためらわず使用しています。

参考までに。

こちらの写真は2015年に撮った同じ換気扇の室内フード部分で、ハウスクリーニングしましたよと言われて入居したのにこれはひどい！と言うことで私が一度作業しています。なので今回４年後ですが以前より断然楽な作業となりました。もちろんこのときもマシンオイルクリーナー大活躍でした。

2019/11/19同じアパートの違う部屋で作業しましたけど相変わらず大活躍です。