ハウスクリーニングに必要なもの、それはスピードです。しかしそれは「手早くやれ」ではなく、早く済ませられる道具や効率の良い方法をどれだけ見つけられるかが勝負となります。かと言って大型な機材を投入すれば済むということでもありません。
フローリングのワックス除去
おすすめのはく離剤(リムーバー)はこちらの「ラグロン 高速リムーバー」です。とにかく早い!! 早く済ませるために強力はくり剤を使いますが、強力ということは使い方を間違うと床そのものにダメージを与えてしまいます。 なのでまずは説明書きを読みましょう。
ざっと読みますと、
- 濃縮タイプなので水で10倍から12倍に薄めて使う。
- 洗剤分が無くなるまで水拭きをする。
- 乾くとワックスが再付着してしまうため畳半畳分ほどの広さごとに進める。
- MDFフローリングには使えない。
といったところでしょうか。
ワックス剥離が手早くできる手順をご紹介
道具の準備
まずは希釈用のスプレーボトルです。余計な部分への飛沫が少なく、吸い込んでしまう割合も少ない、泡で出るタイプを選びます。おすすめなのは毎度おなじみバスマジックリンシリーズです。
次は雑巾とブラシです。どちらも100円ショップで購入して汚れたらゴミとして出してしまいましょう!使用するブラシは床にキズがつきにくい柔らかめなものを選びましょう。雑巾はマイクロファイバー製の2枚から3枚入ったものがおすすめです。あとは水拭きの際に使うバケツと肌が弱い方はゴム手袋もご用意ください。
はくりの手順
説明書きにはスプレー→しばらく放置→ブラシがけ→拭き取り。となっていますが、早くはく離させるためには、スプレー→優しくブラシがけ→少し放置→拭き取り。といった感じです。スプレー直後に優しくブラシがけをすることで、ワックス表面に細かなキズがつき、はく離剤がより早く浸透するようになります。また、ヘラなどを使って床に傷をつけながらワックスをこそぎ落とす作業も不要となります。
空のスプレーボトルにはく離剤を1cmほどの高さまで入れ、口いっぱいほどの水で希釈します。上記の手順ですと希釈15倍ほどでも十分キレイになります。
- 床に45cm角ほどの広さでスプレーして優しく均一にブラシがけ。
- 次に横移動し45cm角範囲をスプレーして同じくブラシがけ。
- 20秒ほど放置
- 1.の場所を拭き取り。
- 2.の場所を拭き取り。
※はく離剤を拭き取った直後の雑巾は、必ず流水ですすいてください。バケツですすいだ雑巾をまた使うとはく離させたワックスをふたたび床に戻してしまい意味のない作業となってしまいます。
※ブラシがけのあと放置しすぎてしまうとワックスがまた固まってしまいます。雑巾で拭き取れるペースト状のうちに拭き取ってください。
この手順で進めていくと、剥離が進んで床まで傷めてしまうことなく同じテンポで作業が可能です。上記作業を2回繰り返すと畳半畳ほどになりますので、この辺を目安に剥離した面を更に2度ほど水拭きしてください。
手順を動画で説明
動画は2階廊下のワックスはがしです。一箇所45x90cmくらいを目安にブラシがけから拭き上げまで進めています。優しくブラシがけしているのが分かると思います。
仕上げの拭き上げ
仕上げの拭き上げもその都度流水にてすすいだほうが良いのですが、この段階にきたならバケツの水でも問題ないと思います。説明書きには「洗剤成分が無くなるまで完全に水拭きしてください」とあります。”完全に”って言われても難しいですが、拭いた直後に手のひらを床につけ、張り付く感じが無くなれば大丈夫かと思います。
動画中で左手がペタっと床に張り付く感じが分かると思います。(動画内2分54秒あたり)
この繰り返しでどんどん進めていきましょう!慣れれば1畳を5分ほどで完了できます。(古いワックスの状態にもよりますが・・)
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